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〜 犯罪にあわない力を身につけよう! 〜 |
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子どもが狙われる事件が相次ぎ、子どもの見守り活動などの防犯意識が高まっている中、安曇野警察署と安曇野防犯協会連合会では、立正大学文学部社会学科の小宮信夫教授が、子どもを犯罪から守るために提唱されている「地域安全マップづくり」教室を平成20年から実施しています。
小宮教授は、「不審者=危ない人」に気をつけるよう呼びかけるよりも、「危ない場所」つまり入りやすい場所」「見えにくい場所」を身の回りでチェックし減らすとともに、子どもたちが「危ない場所」を認識することが重要であるとしています。
「地域安全マップ」とは、子どもたちが危ない場所を点検し、犯罪の起こりやすい場所を書き込んだものです。犯罪発生の場所を記した発生マップや危険箇所マップとは大きく異なり、危険予測のキーワードを覚えることによって、どこに行っても犯罪にあわないように自分自身で危険な場所(犯罪が起こりやすい場所)が発見できるようになります。
このマップづくりは、「(誰もが)入りやすい」「(誰からも)見えにくい」をキーワードに、子どもたち自身が街を歩きマップを作ることで、どのような場所で犯罪が起こりやすいのかを理解していくもので、子どもたち自身が危険を予測する意識や能力を高めるのに効果的な方法であると言われています。
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入るのに邪魔になるものがない。 |
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境がはっきりしていない。 |
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出入り口が多い。 |
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近所の人たちが犯罪者に注意していない。 |
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近所のみんなで集まることが少ない。 |
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見るのに邪魔になるものがある。暗い。 |
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人がいなくて見てもらえない。 |
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人が多すぎて見てもらえない。 |
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近所の人たちが地域のことに関心がない。 |
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見て見ぬふりをする人が多い。 |
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入るのに邪魔になるものがある。 |
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境がはっきりしている。 |
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出入り口が少ない。 |
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近所の人たちが犯罪者に注意している。 |
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近所のみんなで集まることが多い。 |
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見るのに邪魔になるものがない。明るい。 |
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人の目があり見てもらえる。 |
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周りに対して関心がある。 |
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近所の人たちが地域のことに関心がある。 |
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見て見ぬふりをする人はいない。 |
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子どもたちに事前指導をする小宮先生
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実際に街を歩きながら、キーワードを使って「危険な場所」「安全な場所」を探している様子
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どの写真を使うのか話し合い、どういう場所が安全で、危険かをキーワードを使いコメントを書いたりして、みんなが見たく
なるような楽しいマップの作製中
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できあがった地域安全マップ
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防犯ブザーと護身術について |
防犯ブザーや護身術も自分を守ってくれる大切なものですが、これらを持っていたり使えば安全でしょうか?
残念ながら、防犯ブザーや護身術は犯罪者に近づかれてからの対処法であり、それを使うということはすでに危険な状態にあるということになります。
防犯ブザーや護身術を使わない状況に自分を置くことができること、つまり「危険な場所(犯罪が起こりやすい場所)に近づかない。」ことが一番大切なことだと思います。
もちろん、防犯ブザーや護身術は自分を守ってくれる最終手段ですから、「定期的にブザーが鳴るか確認する」、「予備の電池を買い置きしておく」、「護身術講習会等に参加する」などいざというときに使用できるようにしておきましょう。
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不審者ってどういう人でしょうか・・・? |
子どもたちに「不審者はどんな人?」と聞くと、「帽子をかぶってサングラスをしてマスクしている黒っぽい人」という答えが返ってきます。
また、「知らない人に道を聞かれたらどうするの?」と聞くと、「走って逃げる。」「防犯ブザーを鳴らす。」と答えます。
今まで私たち大人は子どもたちに、「知らない人に気をつけなさい。」と教えてきましたが、子どもたちと地域の大人とのつながりを断絶させた間違いであったと感じます。「不審者に間違われるから、道を尋ねることができない、危険な遊びや交通マナーを注意することができない。」地域からはそんな声が聞こえてきます。
だからこそ、「人」ではなく「場所」へ目を向けるべきだと思います。犯罪者は、見た目ではわかりかせんが、「地域安全マップづくり」を経験することによって「犯罪が起こりそうな場所」は、見ただけでわかるようになります。
これからは子どもたちに、「危険な場所(犯罪が起こりそうな場所)に近づいてはいけないよ。」と教えていきたいと思います。
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大切な自分を守るために忘れてはならないこと |
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☆ |
危険な場所(犯罪が起こりやすい場所)には行かないこと。
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☆ |
どうしても、危険な場所(犯罪が起こりやすい場所)に行かなければならないときは、一人では行かないこと。
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☆ |
どうしても一人で、危険な場所(犯罪が起こりやすい場所)に行かなければならないときは、隙を見せず警戒をすること。(防犯ブザーを使う準備をする、車に近づかない、誘われたり頼まれても断る。)
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